雪国で気を付けて欲しい車のこと!

こんにちは!!ガレージマウロアの門馬です(*'▽')

雪国や寒い地域では色々と気を付けて欲しいことがあるのですが…

まず暖気です!!
エンジン内部のオイルが冷えて硬くなるので冷間時に急に高回転にすると色々なところに負担がかかります💦

エンジンスターターも初期設定は大体10分~15分くらいなので目安としてお出掛け前にそのくらい暖気しておけば負担を減らせます(。-`ω-)
(メーター内の青いCマークがある車は消えるまで高回転で回したりせず優しく運転しましょう!)

エンジンの中はオイルの回りが悪い状態だとしっかり潤滑が出来ておらず鉄同士がぶつかってエンジン内部の損傷に繋がってきます…オイルは寒冷地用で10W~0Wくらいのものを入れておきましょう!!
10Wであれば-25℃、0Wであれば-35℃まではサラサラの状態を保てるとされています!
-35℃にはならないわ…という方でも10Wより0Wの方がサラサラで始動時の負荷も少ないので寒冷地では0Wを入れてあげたいです(=゚ω゚)ノ
(車ごとの指定粘度は確認してください!)

お次にベルトとダイナモ(オルタネーター)、バッテリーです!!
ベルトはゴム製なので止めている間に冷えて硬くなり…そしてエンジンが暖まると今度は高温に晒されてる状態です…
ベルトは劣化する部品ですので低温と高温を繰り返す寒冷地では過酷な使用条件になります、結果として急にベルトが切れるなどの故障は多く見られます(T_T)
エンジンの掛け始めにエンジンルームから甲高いキュルキュル音が聞こえる車がありますがこれはベルトが劣化している可能性がありますのでお近くの工場で見てもらいましょう!!
暖まると音が止まるのは柔らかくなった状態になるためです、音が止まるから大丈夫ということでもありませんので切れる前に劣化具合や張りの強さなどしっかり点検しましょう!(オートテンショナー付きの車は張りが調整出来ませんので劣化具合を見てもらいましょう!)

そしてダイナモの故障です、寒い時にバッテリーが上がりやすくなるのは雪国であれば知っている方も多いかと思いますが…構造的にはダイナモにベルトがかかっていてエンジンの回転の力でダイナモを回して発電→バッテリーに充電というものです(。-`ω-)
つまりダイナモがダメになるとバッテリーが充電されなくなりバッテリーの残り電力で車を動かすことになります、これはバッテリーの電力が切れると車はエンジンもかからず電源も入らない状態になるので冬であれば寒い中ヒーターもない環境で救助を待つことになります、ダイナモは予兆がなく急に壊れることが大半です、走っている最中に急にバッテリーのチャージランプが点灯してライト類や車内の電気類がチカチカ点滅したり光が弱くなったりします( 一一)
そしてバッテリーの電力が急激に食われることでバッテリー本体が劣化してしまい、劣化したバッテリーは充電されても完全に元には戻りませんので結果的にベルト切れやダイナモ故障はバッテリーにもダメージが残ってしまいます…
バッテリー上がりも同様ですのでバッテリー上がりを起こした車はしっかりバッテリーの点検をしましょう!!

余談としてバッテリーをネットで探して交換したりする際には純正品よりも性能が良い物を選ぶと寒冷地では安心です!!例えば純正品が60D23Lとかであれば80D23Lを選んでみるなど…頭に付いている数字が大きいほど高性能ですのでご参考までに(=゚ω゚)ノ

とここまでは寒冷地の故障についてでしたが次はスタックしてしまった場合です!!
スタック時には焦って脱出しようとして悪化させることが多々あります…
まず脱出するのに踏み込みすぎると滑ってタイヤ下を磨くだけになってしまう上に更に深く埋まってしまい脱出が困難になります…ハマってしまった際には焦らずにまず状況を見て、持っていればヘルパーを噛ませたり、布類やダンボールなど噛んでくれそうな物を用意しましょう、何も無い場合には潔く諦めて救助を待つのも大事です!!
無理に脱出しようとして吹かしすぎるとマフラーの熱でアンダーカバーが溶けて炎上したなんていうパターンもありますのでアンダーカバーがあるようなお車は尚更注意です!
後は救助を待つ際にもマフラーの出口付近に雪が積もっている場合は必ず雪をよけて排気ガスが逃げるようにしてください、豪雪地帯ではホワイトアウトで立ち往生してマフラーが塞がれてしまうことで排気ガスが逆流して車内で一酸化炭素中毒になり死亡してしまう例が結構あります…ドアは開けれるように気を付けておきましょう(T_T)

運転経験が長い人や慣れている人はハマりそうな場所を止まらずに敢えてアクセルを踏んで走り抜けるような技術も使っていたりしますがハンドル操作とアクセルワークが重要で慣れていないと危険ですのでまずは安全運転で経験を積んでいきましょう!!

以上が雪国で気を付けて欲しい車に関わることでした!!

他にもありますが最低限この辺りは知識として持っているといざという時に役立つものかと思います(*'▽')

ではまた次回(=゚ω゚)ノ

2024年01月20日